Mac Fan「Bento 2 体験モニタープロジェクト」第6回目のレポートです。
前回のレポート [#5 映画好きのBento活用篇]では、Microsoft ExcelとiCalのデータを活用した趣味の映画ライフのためのテンプレートを作成しました。
今回は、Bentoを使い始めてからこれまでのレポートを通して、私が一等作ってみたいと思っていたテンプレートを紹介したいと思います。
App StoreとiPhone 3Gの登場以来、アプリを大量に買いまくってきた私のiTunesには
気が付けばアプリが400個以上、その中でiPhoneとiPod touchに放り込んでいるものは合わせて200個余り…。
さらに今後もアプリが増え続けることを考えると、中高年の私は混乱すること必至です。
また、現時点ではiTunes上でアプリを音楽やムービーのように(ソートやプレイリスト等で)管理することができません。
そこで、これら大量のアプリをBento2で便利に管理・掌握したいと考えました。
#6 iPhoneアプリを管理したい!篇 (My App Station)
まずは、フィールド項目の作成。 *フィールド項目(フィールドタイプ)
・アイコン(メディア)
各アプリをビジュアル面から掌握するためにアイコン(アートワーク)を表示。
・アプリ名(テキスト)
iTunesのアプリケーション画面に表示されるアプリの名称。
・ファイル名(テキスト)
Mobile Applicationsフォルダ
(ユーザー名/ミュージック/iTunes/Mobile Applications)に格納されている
アプリ本体(.ipa)の名称。
*アプリ名とファイル名をそれぞれ表示させたい理由は、
私の場合、新しく購入したアプリや無料アップデートされたアプリを確認する際、
Mobile Applicationsフォルダでアプリの変更日を参照しているためです。
(詳しくは過去のエントリー [iPhoneとiPod touchの棲み分け方法を考える]を
参照願います)
・カテゴリー(選択)
”ゲーム”や”エンターテインメント”等、各アプリのカテゴリー(計20個)を表示。
*こちらは日本語表記と英語表記の2種類を用意。
・ステータス(選択)
iPhoneやiPod touchでの現在の使用状況を表示。
ここではシンプルに現在使用中のものを”YES !”、使用していないものを”NO…”、
そして、新たに購入したものなどお試し中のものを”Trying Now”としました。
*私はiPhone、iPod touchの2台でアプリを使い分けているため、これを2つ作成。
・価格(通貨)
アプリの購入価格を表示。
・購入日
アプリの購入日を表示。主にアプリの購入月を掌握するためのもの。
・マイレート
iTunesでのレートと同様、現在使用中のものや使用を終了したものに対する
自分なりの評価の目安として…。
・App StoreのURL(URL)
App Storeでの各アプリのURLを表示。(リンクからアプリのレビュー等を閲覧)
・メモ(テキスト)
アプリの使用感、覚え書きなどを記入しておきます。
続いて、データの準備と入力。
<アイコン画像>
iTunesのアプリケーション画面から各アプリの[情報を見る]を開き、アートワークを
キャプチャしたものを使用。
<アプリ名/ファイル名>
音楽やムービーのようにテキストで書き出せないので手入力。
(まずは、新規購入分や稼働中のもの200個余りを入力しました)
<価格/購入日>
App Storeで確認。また購入日は前述のMobile Applicationフォルダを参照。
*購入価格と購入日について、上記の方法では価格は変動している場合があること、
また購入日は無料アップデートの際に書き替わってしまいますので、正確には
iTunesの[アカウント]から購入履歴を参照すれば良いでしょう。
最後に、URLをApp Storeから取得し、気がついたことなどをメモに記入。
完成後のフォーム画面 ”My App Station”
*それぞれクリックで拡大表示
<テンプレートの概要>
(使用テーマ) ”ガンメタル”
(使用データ)
・iTunesより各アプリのアイコン(アートワーク)
・アプリ名とファイル名(手入力)
・App Storeより各アプリのURL など
補足として、盛り込みたいデータは他にもありましたが、今回は出来るだけシンプルな
画面構成を目指しました。
iPhone(iPod touch)を1台だけお持ちの方は、”ステータス(2)”の項目を非表示に、
3台以上お持ちの猛者な方?は、複製して追加すれば良いでしょう。
また、右下のWEBクリップ・アイコン(私のBlog)はご愛嬌ということで…f(^ ^;;)
基本的な使い方・・・
アプリ購入時にiTunes(App Store)の画面を参照しながらレコードの各項目を入力。
表形式画面でアプリの並び順を(iTunes同様)アプリ名の”昇順”でソートしておき
その都度必要に応じて、表形式画面で全体を掌握、フォーム画面で個別データを参照。
表形式画面の一部
便利な使い方として・・・
表形式画面にて[集計行を表示]しておけば、これまで購入に費やした合計金額やアプリ数の合計等を表示可能。
また、[スマートコレクション]を活用すれば、カテゴリー、購入月、金額別等の集計表示をはじめトップレートのものを抽出したり、ある程度”iTunesライク”な操作性と表示を実現できます。
スマートコレクション”Count Form”を作成
さらに・・・
iCal(カレンダー)にアプリの購入履歴等を記録しておけば、これを関連レコードとして活用~入力作業の効率化を図れますし、表形式のデータをNumbersやExcelのデータとして書き出せば項目別のグラフ化なども可能に…。
ちなみに現時点での購入金額の合計を見たところ、ちょっと恐ろしい!?結果になりましたが…(^ ^;)
この様に各集計データを把握できれば出費を抑える手助けにもなるかもしれません。
未入力のアプリや正確な購入日・価格の入力作業のほか、まだ改善の余地を残しつつも、
ひとまずイメージしていたテンプレートが完成。
今回はなんとか私なりに満足できるものになったと感じています。
(データベースの苦手な私が)決して高度な技術を駆使している訳ではありませんが、
この辺りがBento2の”とても簡単”たるところなのかもしれません。
多数のアプリを所有している場合、初期のデータ入力には”気合いと根気!?”が必要かと思いますが、一旦入力してしまえばあとはアプリ購入の際に適宜入力するだけで、アプリの管理・掌握がかなり快適になるのではないでしょうか?
iPhone(iPod touch)をお使いの方は、お気づきの点等ご意見を頂ければ幸いです。
さて、体験モニター期間の終了までにはまだもう少し時間がありますので、
(これまでの作業の見直しを含め)レポートの終了に向けてさらなるBento2の可能性を探っていきたいと思います。
そんな訳で、私のBento2レポートはもうちょっとだけ?続きます…たぶん。
<関連リンク>
・Mac Fan.jp「Bento 2 体験モニター」プロジェクト
・製品概要 – Bento 2 | FileMaker
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