(本エントリーについて)
2001年に初代iPodが発売されて以来、使い続けてきた歴代モデルへのオマージュを込めてオフィスの本棚に作った小さなiPodミュージアムを紹介するシリーズ記事です。
*過去のシリーズ記事
・Shelf-1 初代モデル編
Shelf-3 classic編
2014年9月10日、iPhone6/6 PlusとApple Watch発表後、密かにiPod classicシリーズがオンラインストアから姿を消していました。
iPodと云えば、私は未だ初代からの流れを汲むclassicシリーズが脳裏に浮かびます。
そんな訳で、3番目の本棚には歴代iPod classicシリーズ並べました。
*参考サイト
iPod classicシリーズは各世代で容量の異なるものやアップデートされたものなど多数のモデルが存在します。
各世代の詳しいスペックなどは、iPod、iPhone、iPadの歴代モデルを大変判りやすく解説されている「iをありがとう(資料集/歴代機種一覧表)」をご覧ください。
第1世代(scroll wheel)/第2世代(touch wheel)
当ブログでは何度も登場している初期のiPod。
初代と第2世代の見た目は殆ど同じですが、初代には物理的に回転する機械式のscroll wheelが、第2世代ではセンサーによる感知式の(回転しない)touch wheelが搭載されています。
操作の際に確実なレスポンスがある初代の機械式ホイールが私のお気に入りです。
なお、初代モデルは最初の本棚(Shelf-1 初代モデル編)で紹介していますので、ここでは陳列していません。
*関連記事 – The First iPod~機械式ホイールな休日
このモデルから本体側にはFireWireコネクタに代わってDockコネクタ(30ピンコネクタ)が搭載されましたが、充電はFireWire経由。また、ホイールの周囲に配置されていた操作ボタンは横一列になりオレンジ色に光るという独自の仕様で、その使い勝手について何かと物議を醸したモデルでもありました。
第4世代では、iPod miniで採用されたクリックホイールが搭載されました。当初第4世代として登場したiPod (Click Wheel)はモノクロ・ディスプレイでしたが、後に、カラーディスプレイを搭載した別モデルのiPod photoと(第4世代として)統合されました。上記写真は歴代iPodシリーズ中、最も高額だったモデルです。
初めて動画再生に対応したモデルで、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン(ジョニー・デップ)」が画面にプリントされたパッケージが印象的でした。
容量によって厚さが11mmと14mmのものが発売されましたが、薄い11mmのモデルがスリムでカッコ良く(初代iPodとともに)私が一番好きなモデルでもあります。
iPod Special Edition U2(第4世代/第5世代)
あまりにも有名な、U2(ロックバンド)仕様のスペシャルモデル。
U2のアルバム(How to Dismantle an Atomic Bomb)をモチーフとした黒いボディと赤いクリックホイール。裏面にはレーザー刻印されたメンバーのサイン。
第4世代ベース(写真左)と第5世代ベース(写真右)のモデルが存在し、特に第5世代のものは背面ステンレスも黒塗りという唯一無比のiPodです。
2007年9月、スペシャルイベントのKeynoteでスティーブ・ジョブズが「オリジナルのモデルには説明するための名前をつけていなかった」として、classicのネーミングともに発表されたモデル。表面素材はポリカーボネートからアルミニウムに変わり、(iPhoneやiPadを含め)過去最大のストレージ容量である160GBのモデルも登場しました。
今般、iPod classicが販売終了となったことで、長年iPodのインターフェースとして親しまれたスクロールホイール(クリックホイール)と共にオリジナルのiPodシリーズが終焉を迎えました。
より小さなiPod nanoや、より多機能なiPod touchとiPhoneが存在する現在、重く大きな筐体で無線通信機能すら搭載しないiPod classicが終息に至ったのは当然の流れかも知れません。
しかしながら、初代から変わらない縦横サイズと操作感を持つ同シリーズが、歴史を創った王道のiPodであることを、私は生涯忘れることはないでょう。
本シリーズ記事では3つの本棚を紹介してきましたが、ひとまず次回で完結予定です。
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(iPodライクなホイール操作を疑似体験できるiPhoneアプリ)
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