海外版SIMロックフリーのiPhone 5を思いの外早く入手できましたので、さっそく他社製のSIMカードを検証してみました。
(某有名サイトにて一部既出ネタではありますが…)
試してみたのは日本通信のb-mobile4G・データ通信専用パッケージ
(Amazon.co.jp限定販売)。
同製品は標準SIMとマイクロSIMの2種類のパッケージが販売されていますが、iPhone 5はマイクロSIMより小さなnanoSIMが採用されているため、もちろんそのままでは使えません。
nanoSIM(左)とマイクロSIM(右)
nanoSIMサイズにカットするためにnanoSIMカッターを入手。
SIMカッターは標準SIM用、マイクロSIM用がそれぞれ販売されています。
SIMカードを差し込み、穴開けパンチの要領で(少々の勇気をもって)カッティング。
*ここからは完全に当事者個人の責任となりますのでご留意願います。
少々歪んでしまったようですが、やり直しは出来ません。
カットしたSIMカードを装着。
SIMフリー端末などの販売代理店・EXPANSYS Japanのブログによると、標準SIMとマイクロSIMはnanoSIMより0.9ミリ分厚いため、紙やすりで裏面のプラスチック部分を削り取る…とありますが、トレーにはそのままでも問題なく収まりました。
<*リンク>
・NANO SIMカード(EXPANSYSスタッフブログ)
トレーを挿入して待つこと暫し。
(*本SIM製品はb-mobileのサイトで事前の開通手続きが必要です)
無事ドコモの電波を認識。
しかし、何故かアンテナ(電界強度)表示は1本も立たず。
続いて、「モバイルデータ通信」に所定のAPN情報を入力。
先ずは(3Gですが)無事データ通信できることを確認。
さらに、テザリングが可能であることも確認できました。
これらのことから、同じく日本通信のb-mobile 4G カメレオンSIMなど他のSIM製品、また、ドコモ契約のSIMでもカードを加工することによってデータ通信および通話が可能になると思われます。
但し、予想通り4G(LTE)での通信は確認できていません。
(過去、私が検証した経験などから)
iPhone 5とドコモおよびb-mobileSIMによるLTE通信は現状できないものと認識しています。
国内iPhoneキャリアであるSoftBankとauでLTE通信が可能になった今、わざわざ高価なSIMフリー端末でドコモのSIMを使うことの恩恵は少なからず薄れたと云って良いでしょう。
しかしながら、日本通信の三田社長がツイッターでnanoSIMの販売を示唆するような発言をされていたり、同社の製品ラインナップと巧みな料金体系をみると、今後nanoSIM製品やSIMフリーiPhone 5向けのLTEデータ通信サービスが登場するかも知れません。
まずは今後の動向を注視したいと思います。
さて、今回は取り急ぎの報告でしたが、ドコモの「miniUIMカード」や、それぞれの通信速度など、改めて検証してゆきたいと思います。
<関連記事・Apple NOIR>
・iPhone 4(SIMフリー)で「ドコモminiUIMカード」を検証
・iPad 4G(SIMフリー)で各社SIMを検証#1<ソフトバンク&ドコモ篇>
・iPad 4G(SIMフリー)で各社SIMを検証#2<b-mobile4G カメレオンSIM篇>
・iPad 4G(SIMフリー)で各社SIMを検証#3<通信速度比較篇>
この記事へのコメントはありません。