ウィルコムから WILLCOM 03 が発表されました。
詳しいスペックなどは、他サイトでたくさん紹介されていると思いますので省きますが、(少々私の期待に反して)サイズも若干小さくなりボディーカラーもカラフルになって、もはや見た目は各社の最新ケータイのようです。
ウィルコムの喜久川社長は発表に際して「・・・スマートフォンは敷居が高いと感じていたユーザーも簡単に使ってもらえるようなものになっている」と語っていますが、これまでビジネスユーザー向けのスマートフォン市場を女性も含めた一般ユーザーにも広めようという意図が大いに見受けられます。
そもそも「スマートフォン」という言葉がいつ頃から使われだしたのか詳しくは解りませんが、国内では1997年に京セラがDDI Pocket(現ウィルコム)から発売した「DataScope(DS-110)」がその走りではなかったかと思います。
DS-110の後継機・DS-320
これはIBMが開発し「世界初のウェアラブルコンピュータ」と謳ったPCカード型のコンピュータ「ChipCard VW-200」がベースとなったPHS端末でした。
IBMのChipCard VW-200
当時からケータイが好きだった私は DetaScope(DS-320)を持っていましたが、ビジネス向けというより完全にマニアックな製品でした。
あれから10余年、
ここに来てスマートフォンの定義が新しいスキームに入った印象を受けます。
WILLCOM 03のメカニカルキーを無くしたフロントパネルは、少なからずiPhoneの影響を受けていると思いますし、やがてスマートフォンとケータイとの垣根が完全になくなる日がやってくることでしょう。
そして、その役割を担うのはきっと「iPhone」なのではないでしょうか?
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